この時期、夏にかけて小学生から高校生まで、大阪府予選をはじめ大会が多い。
初心者層の大会デビューは指導者として楽しみではあります。
さて、うちの子はどうやったら強くなれますか?という質問を結構親御さんから受けます。
それに対する回答をいくつか書いて見ます。
1、書籍購入
★将棋は、こどもによって取り組んでいる戦法が違うので、どの本がいいですか?と
講師に聞いていただければ、お答えします。メールでも電話でもOKです。
なんというか、将棋という題材自体は同じなのですが、 内容としては選択科目制のような
作りなので、家教室では算数をやれといっているのにには国語の本のような、矛盾したことに
なりがちです。
そういう意味では詰め将棋の本は手堅いので、森信雄著(私の師匠だから宣伝するわけではないです。)浦野著(1手・3手・5手がこどもには秀逸)は間違いがないです。
2、盤をはさむ
要はこどもと将棋をやってください、という事なのですが、これは・・・
低年齢(幼児から2年生くらいまでは色々な意味で相当に有力です。
あるお母さんが自分で相当に教えて(ご自分も覚えて)から教室に見学に来られました。
その方は、将棋が好きというわけではなくて、根本的に教育熱心なのだと思います。
技術としては、ここまでは中々やれないですし、必要もないです。しかしながら親が応援していることを伝える事が将棋うんぬんではなくて、学習に対する取り組みに影響すると思います。
3、話を聞く
さて、ここが本題なのですが、「今日、何やった?」という親子の単純な会話です。
「棒銀教えてもらって・・・」「何勝何敗で」などなど教室の内容を聞いてあげてください。
こども自身が、ぼんやりとでも理解した内容を頭の中で復習する意味があり、
又、将棋のわからないお母さんに説明する事で知識が整理されます。
低年齢の場合は「銀がでていって飛車が」など、何を言っているのか聞いているほうは
何のことやらさっぱりわからないと思いますが、かなり効果があります。
本当は、理解できるように説明できるのがベストですが、将棋の場合は図形認識なので
言語化するのが難しいのです。
さて、3、に関する私事ですが昔から、法律書を読むのが趣味です。ここでも将棋同様
わからない人に説明するのが強力な復習。又、講師業なので講義のように組み立て
全く関心のない嫁にむりやり説明してます。
民法90条(ひどい契約は無しよ!)とかはなんとなく楽しそうに聞いてくれますが、
会社法327条328条になると、「もういいかげんにして!!」と怒られます。
高学年以上はは特に説明する練習してください。川﨑先生もなかなかうまくは
いきませんが得られるものはかなり大きいです。